お雛様の思い出

玄関にお雛様を今年も飾った・・・

1992年2月4日　娘が生まれた
私の母は大変喜んで、「私がお雛様を買ってあげる。」と言った。「でも、この時期売れ残りだから、じっくり選んで来年買ってあげるから」と。

1992年12月4日　息子（当時4歳）の始めての心臓手術
入院前後から気持ちも生活も落ち着かなくて、母は娘（当時10ヶ月）の面倒をみてくれて、お雛様どころではなかった。手術は無事終わり「来年こそはお雛様買おうね」と言った母。

1993年2月22日　突然倒れてそのまま逝ってしまった母
私が母のことを精神的にも、体力的にも疲れさせてしまったのかもしれない・・・

そんな訳で、お雛様を見ると色々な思いが、頭の中でぐるぐる回って、娘にはお雛様を買う事ができなかった。
それでも、この辺りはどの家にも7段飾りがあって、ど〜んと飾ってある。娘自信が欲しいと言ったことはなかったが、私の気持ちとしては女の子だし、という思いもあり、下駄箱の上に乗るくらいの、陶器製のお内裏様とお雛様だけの物を8年位前に買った。

小さなお雛様だから、せめて、人より早く飾ろうと思い、毎年この時期に飾る。（何か飾る時期にも決まりがあると聞いた事もあるが・・・）